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ジクサーファーストインプレッション!ついに納車!

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おつかれさまです。たすGIXXERです。

 

本日2018年8月9日、ついにジクサーが納車されました。

さっそく峠道を60kmほど走ってきましたので印象をまとめます。

 

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受け取り後、まずはまたがります。

「うわー、シート高い!」

きつめのジーパンを履いていて、足が上がりにくかったこともあり、またぐのがギリギリでした。

またいでみても両足ツンツンバレリーナ状態で、いきなり不安感一杯です。

「まあ、走ればなんとかなるかな」というわけで恐る恐るクラッチをつなぎます。

「おおっ」緩めのクラッチミートでするするとスムーズに走り出します。

これはいきなり好印象。

「さて、2速2速」と左足をがちゃがちゃしますがなかなか2速に入らなくてビビる!

なんとかシフトの感じも掴んで、街中のストップアンドゴーで練習です。

ニュートラルの出し方は簡単にマスターできました。

そしてまずは給油、ということでガソリンスタンドへ。

バイクから降りるのもまた一苦労。^^;

11リットルほど給油しました。

燃料キャップをしめるのがなかなかうまくいかず、よいしょ、よいしょ、とキャップを押し込んでいたらなんとかなりました。

 

さて、市街地を抜けていよいよ峠道、国道162号線です。

平日の夕方ということもありたいへん空いておりますので自分のペースで走れます。

まずは3速5000回転あたりで流します。45km/hくらいですかね。

少々の上り坂ならなんの苦もなく登りますし、再加速も余裕です。

しかもアクセルを戻した時のエンブレがスムーズ、後ろに引っ張られる感覚がありません。「えらいスムーズなエンジンですね」という印象。

また、コーナーで軽く倒してみると、意のままにラインがコントロールできる。

「ちょっとアウトに振ろうかな」と思うと、意図通りのラインに乗っかってするするっとオンザレールで向きを変えます。

「これはもしかしてすごいバイクなのでは」と思いながらさらに走りますと、

今度はブレーキの良さに気がつきました。

めちゃくちゃコントローラブルなフロントブレーキ、ガチっとしたタッチはありませんが、握った分だけ制動力が入る理想的なブレーキ。

コーナーの入り口でくいっとブレーキを握るとフロントサスペンションがにゅん、と縮んでフロントタイヤのグリップが増して、そのまま旋回姿勢に入れます。

「おお、これはイージーライディング!」という感じで倒し込みも極めてスムーズ。

フロント周りの剛性感がすごいです。なんの不安もないです。

コーナーでの旋回中のちょっとした減速にリアブレーキをひと踏みして軽く引きずるといい感じにタイトに回れます。

そして立ち上がりでは、アクセルをちょっとだけ(慣らしなので)あおるとスルスルとリアにトラクションがかかってクルン、と向きが変わり、スムーズに加速します。

このときのエンジン音がまたなかなかキュート。いい感じで立ち上がりますね。

 

4速巡行で50キロちょっと出している時でも、アクセル一捻りでぐっと加速できるのも素敵。まさにイージーです。

 

つぎにトンネルですが、車格からくる安定感がすばらしく、安心感がすごいです。

排気量を感じさせない落ち着きを見せます。これは多分足が仕上がっているからでしょうね。

また、僕は納車時にヘッドライトを高輝度LEDに変えているのですがこの効果が非常に高く、トンネル内でも明るい視野で運転できたのも良かったです。

標準のハロゲンだとどうなんですかね?

 

下りストレートでも制限速度内でエンジンブレーキを効かせながらいい感じで走れます。

 

「これはそうとうヤバイ」とおもっているとなんと雨が降り出しました。

いきなりの路面ウェット!!!

しかしジクサーは動じません。

グリップは十分、とくにリヤの接地感が安定しています。ラジアルタイヤの恩恵でしょうか。

雨の降り始めのスリッピーな路面でギャップを超えても、フロントサスペンションがしなやかにいなして吸収します。

「この足はそうとう出来るな!」と褒めざるを得ません。

 

道の駅まで走って休憩。

雨が止む様子はないので折り返します。

制限速度内のペースで峠を戻っていますと、上で述べた印象が確信に変わりました。

 

とにかく楽しい。ラインが思いのまま。

パワーも適切。(慣らし中ですら)

ブレーキは絶品。

タイヤの接地感は十分。

「これはバケモノ級のポテンシャルを秘めたバイクだ!」

 

雨がまったく苦にならなくなり、楽しく峠をくだります。

 

「これ、エンジンの上の方まで使ったらめちゃくちゃ速いのでは?」

と思わせる何かがあります。

このブレーキならコーナーのかなりいいところまでつっこめそうですし、

破綻寸前でもリカバリーできそうです。

もちろん軽さも効いているようで、切り返しが実にスムーズ。

直線でも左右にマシンを振って遊べます。

 

それでいて制限速度内で四輪車の後ろについて走っていてもとっても楽しい、

目を三角にしてアクセルを開けなくても楽しさMAX。

これはすごいことではないか、と思いました。

 

また、怖さが全くないです。

ポジションがリラックスできる感じで、高めのハンドルがまた好印象。

ちょっとセローを思い出しました。

それでいてちゃんと抑えは効くのでフロントのコントロールはばっちりであります。

 

パーシャル>ブレーキング>コーナー>立ち上がり>加速>パーシャル

の繰り返しがとても楽しい、いいリズムでできます。

 

クルージングで一定速度で走ってよし、メリハリをつけてアクセルをON/OFFしても楽しさいっぱい。

 

これはすごいことなんじゃないかな、と思います。

 

これ以上パワーがあったら多分アクセルを開けちゃってクルージングがつまらなくなるし、

アンダーパワーだとここ一発の立ち上がりでのアクセルで向きを変えてからの加速が楽しめません。

 

154ccで14馬力、絶妙のバランスではないか、と思います。

 

インドパワーおそるべし。

 

日本の交通事情に偶然マッチしたのかもしれませんが、これはある意味究極の乗り物かもしれません。

スペックでみると普通の小排気量車に見えますからなかなか伝わらないと思いますが、乗ってみたらわかる人にはすぐ伝わると思います。

 

僕が思うジクサーと相性が良さそうな人は、

  1. 免許取り立てのビギナーさん
  2. 女性ライダー
  3. 運転がうまくなりたい人
  4. ひととおりバイクに乗ってきて、そろそろまったりしたい人
  5. リッターバイクの息抜きにサブマシンを探している人
  6. ブランクが長いリターンライダー

あたりではないでしょうか?

 

多分ですが、すごく上手い人は、この良さがすぐわかって、

ライディング練習中な人は一気にうまくなった気持ちが味わえて、

初めて路上に出る人には世界が開けるバイク、

そんな感じではないでしょうか。

 

僕は6のリターンライダーですが、ジクサーのおかげでたくさんの元気をもらった気がします。

これからバリバリ走れそうです。

 

いやー、本当たのしいオートバイですよ。

 

あと、気づいた点をあげておきます。

  1. 燃料キャップを締めるのが硬い かなり押し込まないと締まりません
  2. 停車時に足がステップにあたる もうすこしステップが後ろならいいなー
  3. 足つき 僕の足の長さだとまたがるのが運転で一番難しい部分になります^^;

 

くらいでしょうか。

足つきは慣れればいけそうです。ステップも慣れでしょう。

燃料キャップも当たりが出てくればこなれてスパっとはまるとおもいます。

 

 

以上、書き散らしましたがジクサー150ファーストインプレッションでした。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

たくジクサー

ウェーイ